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そして戻って
(父さん…これはキツイでしょ)
カインに連れられ、寮を見上げるクォーツ
この高さを登ると思うと恐ろしく思った。
二人は建物の中へと入った
「おやクォーツじゃないか」
「…セツナのおっちゃん!?」
「だからおっちゃんいうな」
入り口にて元勇者パーティーにして、アキラの幼馴染みのセツナが現れた。
「そうかそうか。お前ももう学園に通う歳かぁ…ということは最上階だろ?」
「なんで知ってるの?」
「お前の親から話は聞いていたからな。…ほら。あれを見てみ」
セツナが奥を指差すと、そこには魔法陣があった。その脇には何らかの入力装置がある。
「カギはカインが持ってるんだろ。あの装置のパネルの15を押せば転送してもらえるぜ。」
「…よかった。階段かと思った。」
「それは無茶だ」
思わず苦笑するセツナとカイン
「では少しいってきます」
「おう」
カインはパネルを弄る
すると魔法陣が中央と外側が動き、また止まった。
「これで15階の魔法陣と繋がりました。あとは乗るだけですよ」
カインが乗ると姿が消えた
クォーツも魔法陣へと飛び込んだ。
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