蛙の子は蛙。勇者の子は…

10/13
前へ
/357ページ
次へ
そして戻って (父さん…これはキツイでしょ) カインに連れられ、寮を見上げるクォーツ この高さを登ると思うと恐ろしく思った。 二人は建物の中へと入った 「おやクォーツじゃないか」 「…セツナのおっちゃん!?」 「だからおっちゃんいうな」 入り口にて元勇者パーティーにして、アキラの幼馴染みのセツナが現れた。 「そうかそうか。お前ももう学園に通う歳かぁ…ということは最上階だろ?」 「なんで知ってるの?」 「お前の親から話は聞いていたからな。…ほら。あれを見てみ」 セツナが奥を指差すと、そこには魔法陣があった。その脇には何らかの入力装置がある。 「カギはカインが持ってるんだろ。あの装置のパネルの15を押せば転送してもらえるぜ。」 「…よかった。階段かと思った。」 「それは無茶だ」 思わず苦笑するセツナとカイン 「では少しいってきます」 「おう」 カインはパネルを弄る すると魔法陣が中央と外側が動き、また止まった。 「これで15階の魔法陣と繋がりました。あとは乗るだけですよ」 カインが乗ると姿が消えた クォーツも魔法陣へと飛び込んだ。
/357ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4575人が本棚に入れています
本棚に追加