壊れゆくこの世界で

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「…///」 「…///」 「…けっ。リア充どもが」 「いや、クロノさん、あなたも既婚者ですよね」 結果、アキラを押し倒したリュウ。そのまま頬を赤らめ互いに見つめ合い、硬直している 「…今晩、ね」 「うん」 「はいはい。両親の痴態とかマジどうでもいいんで話進めましょう。とにかく父さん。無事で良かったです」 「あ、あぁ。しかしあのクロコローチは一体…」 『世界の歪みが許容量を超えたのだ。』 「!?」 いきなりしゃべりだした混沌に驚くリュウ 『歪みも世界の一部なのだ。存在すれば世界を歪める、消されなければいけない存在。それが自我を持ち、世界を取り込もうと行動を始めた。』 「クロコローチは以前から自我のある個体がいましたが…」 『ならば姫よ。彼らの言葉を授けよう。その言葉、理解できるはずだ。』 混沌の言葉を受けて遠方のクロコローチたちの声に耳を傾けた。 『ナシジルブシャァァァ!』 (ナシジルブシャァァァ!) 『じょうじじょうじょう!』 (常時上々!) 『ヒィィハァァァ!』 (ヒィィハァァァ!) 『コジマウメェェェ!?』 (コジマうまぁぁぁい!?) 「あの、変わんないのですが」 『…なん、だと…そ、そうか、歪んだ存在だから我々の知識外。つまり理解不可能なのか』 「駄目じゃないですか」 思わずクォーツが突っ込んだ。
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