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「…ともかく、連中は地下から湧き出している。発生源たるなにかがあるのは間違いないだろう」
「歪みの発生源とかなにそれこわい。」
リュウの言葉に青ざめるダークス
「…ところで、先ほどから歪むとか歪みとかいってるが何のことだ?」
「実はですね…」
クォーツはリュウに混沌の話を割愛しながら話した。
少女説明中
「なるほどな…ならあの城の地下に潜るのが良さそうだ。早いとこ突き止めねばこの世界が危うい。…クロノ。各国に増援の催促にいってくれ。直接言ったほうが早いだろう」
「了解…うちの帝連中は必ず連れて来よう。スルトあたりは泣いて喜びそうだ」
そういって転移していくクロノ
「クォーツ、ダークス君。君たちは先行して城に潜入してくれ。戦闘は可能な限り避けて…とはいえ、クォーツの実力なら心配無用か…ダークス君。君にクォーツのことは任せたぞ。」
「任せ「オッケェェェ!」うっさい」
ダークスの右頬を叩き、気絶したところを襟首を掴んで走って引き摺るクォーツ
そして
「…アキラ、君は俺と共に世界各国に声明を出すんだ。いいね」
「わかった…わかったからもう離してよぉ…」
涙目のアキラ。
顔を真っ赤にして絞り出すように声をあげた
「あ」
ようやく胸から手を離し、上から退いてアキラを解放するリュウ
「通りで柔らかいと「バカッ!変態変態変態!」なんだろ。清々しい」
「!?」
罵倒され、恍惚とするリュウを信じられないとばかりに見るアキラだった。
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