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『我々は知っている。これはおねショタであると』
「?」
「だ、だだだ誰がショタだ誰が!」
いきなりクォーツの影から現れた混沌に怒鳴るダークス
「それより、いつまで続くのでしょうね。この階段」
延々と繋がるのではないかと思うほど長い階段
もう30分は降り続けていた。
「…うーん。そうだ。こんな時は」
ダークスがつぶやく。
そんな時だった。
ドカァァアン!
と鳴り響く突然の爆音
クォーツの背後、ダークスの真横から聞こえたそれに、クォーツが急ぎ振り向くと、そこにはダークスはいなく、代わりに大穴の開いた壁、そして向かいの壁に手を突っ込む。2mほどの白い獣のような形状の機鎧。
そして向かいの壁から流れる大量の血
「…ダー…クス?…え?」
ゆっくりと近づくクォーツ
機鎧は動かず、代わりに未だに流れる血
そして…
機鎧の手が埋まる、壁が突然白く輝くと、その周囲の壁が消え、空間が開いた。
そこに残ったのは、多少の肉片と、大量の血痕
どう見ても、そこに巻き込まれた人物の絶命は確実であった。
「…い、いやぁぁぁぁ!」
悲鳴をあげるクォーツ
機鎧は、そんなクォーツを見て、その拳を振り上げた
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