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そんな俺を余所に大きな口を開け哄笑していた。
こいつ…ほんと見た目良くても中身は糞だな…
俺はまた慶太を睨む。
「あっははっ!まあまあそんな睨むなって。お前にもメリットはあるんだぜ?」
と慶太はニヤっと企んでいる様な笑いを見せる。
「メリット?俺にはデメリットしか無い気がするんだが」
俺はここまで来るまでに大変濃い体験をしてきているんだ。デメリットしか見当たらない。
唯一のメリットって言ったら…エレベーターがあって移動が楽な事か?
「まあ聞いとけ。いいか?ここはな…
エレベーターが付いているんだ」
「いや、それ知ってるよ!しかもそれを最初に言うってどういう事だよ!」
俺は思わずツッコミを入れてしまった。
そんな別に補足程度でもいい重要でもない事を無駄に顔をキリッとさせながら言うかそこ。
やっぱこいつ馬鹿だ。
しかし、
「そーなのか!?凄いなここ!」
目をキラキラさせながら言う奴もいる。
まあ幸太らしいっちゃあ幸太らしいけど。
つかまず俺と学校で迷ってる時気づかなかったのかよ…
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