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俺と幸太は顔を見合わせ首を傾げた。
周りを見渡しても人は居ないし…どーするかなー。
「あっ!」
幸太は受付の方へ向かって、
「見ろよこれー!」
幸太が指を指したのは、ホテルにあるあのチンっと鳴らすやつだった。(名前は知らぬ)
ここは本当にホテルかよ…
取り敢えずこれを押せば来るんだよな?
「あー!俺が押す!押したい!」
ほらやっぱり。絶対言うと思った。
「はいはいどーぞ」
うわぁ…すっごい笑顔ー。変装しててもわかる。
てか、もし部屋同じだったら素顔を拝見出来るよな…
んー、少し気になるな…
「よし!押すぞ!」
そんな宣言しなくてもいいぞー。
俺は静かに頷く。
チンっ
軽快な音が響いた。
ガチャッ
受付のカウンターの奥にある扉から人が出てきた。
「んだよ、お楽しみ中だったのにー」
そいつは頭を掻きながら面倒くさそうに歩いている。
ただ…
何故、上半身裸なのか…
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