50人が本棚に入れています
本棚に追加
いや、別に目のやり場に困るとかそういう意味じゃねーけど…何故半裸?
お楽しみ中?昼寝か?いやでも半裸だぞ?
頭の中で自問自答を繰り返してるといつの間にか目の前まで来ていた。
「ふーん。お前等が編入生か」
半裸男は膝を屈めて俺達の顔を覗き込む。
すると半裸男は俺を見て、
「お前…気をつけた方がいいぜ」
…な、なにを?
俺が質問する前に半裸男の視線は幸太へと移動した。
そして半裸男は幸太を見て、
「うーん、お前はまず…」
半裸男は幸太へ手を伸ばし、
ガバッ
幸太の頭に乗っていた黒い物体とぐるぐる眼鏡は半裸男の手によっていとも簡単に取られ、そこには染めたものとは明らかに違うとても天然で透き通る様な金髪で奥が深くていつまでも見ても飽きない程綺麗で美しい碧眼の少年が立っていた。
「なっ!?」
金髪碧眼の少年…いや、幸太…だよな。
幸太はそこで固まってしまった。
「よし、これでいいな」
両手を腰に当て、鼻をフンっとならした。
最初のコメントを投稿しよう!