弐 禍福倚伏

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俺は保健室の先生は女の人だよな!きっとそうに違いない! となんとも儚くて悲観たっぷりの夢を描いていた。 だがその妄想を断ち切り俺は現実に戻った。 ひとつだけ確かなことがある。 俺は迷子だ。(大事なことなので2回言いry しかも結構笑えないぐらいのガチ迷子。 ましてや山奥だから人っ子一人見当たらない。 こんな所いぬのお巡りさんですら来ねーよ。 携帯は…あー圏外だし。 もうどーしたら… 俺このまま野垂れ死ぬの?ねえ? 俺は希望を失いかけてる時 「おい!お前!」 少し高いが決して女性ではない青年らしき声が聞こえた。 とっさに俺は声が聞こえた方へ振り向く。 そこには、なんとも不自然な天パのぐるぐる眼鏡が立っていた。
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