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「ちょっと間違えたら私が危ないけど…。
本当に危ないときは、皆が武器を持たなくなった時だね。
共通の敵が私だけになるし。」
手を伸ばし、空を握る。
「こんな見えないものを掴むようなものだもの。
最後の敵か、最後の味方か。
どっちを選ぶんだろうな…。」
時は流れ、未来の教科書にはこう書いてある。
2xxx年
たった1人の女性によって、世界は一時パニックに陥る。
国民は当時謎の人をあがめ、各国政府は恐れていたため、一時『世界協定』を結ぶ。女性によって多々進展を遮られたが、やがて女性によるものと判別し、捕まる。
これを『世界大パニック』と呼ばれる。これは約40年続き、見つかる直前までは平和そのものだったと嘆く人もいる。
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