First Contact

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私が見たのは、舞台袖近くにいた倒れた司会者の上で立ち上がる人の姿 「......いきなり奴隷会場ですかい」 黒髪で私と同じくらいの年齢と身長の男性が、呆れ顔でそう呟いた ー零斗 sideー えーどうも、たった今異世界入りした自分、零斗です 本来なら何もないトコへジジィに転移させてもらう手筈、のはずだったんだが…… 一瞬見えたけど、あの野郎クシャミしてたよな? まさかそんなので、思わぬ場所に転移してしまうとは思わなかったぞ 次にヒゲジジィにあったら毛の細胞全て壊死(えし)にする魔法でもかけてやろうか あーでも、流石は神並みの身体能力 立ち上がって身体を見てみたが、上空から落下して人のようなものにぶつかったはずなのに全く痛みも傷も無いね 神に免じてヒゲの壊死は次にジジィが何かヘマした時まで延長してやるか ……ただ、落下したここって 「……いきなり奴隷会場ですかい」 遠目だが壇上みたいなとこの真ん中には俺と同じくらいの年の美少女がいるし さっきから「何者だあいつは、騎兵隊のメンバーか!?」「まさか奴隷会場がバレたのか!?」なんて喋ってるのが大騒ぎの中、俺の聴力を神並みにしたらそう聞こえてくるしまずそれは間違いない いきなりイベントになるとは思わなかったが、魔法やアニメの技を試す機会ってことでこれはこれで良しってことで 「貴様何者だ!一体どうやってここへ入ってきた??」 あれ、なんかもう一方の舞台袖からデブが出てきたぞ 「えーと、俺h「と、とにかくここを知られたからには生かすわけにはいかん!奴は一人だ、全員でひっ捕らえろ!」 おい待てコラ、俺まだ最初の質問に答えてねぇぞ。そっちが聞いてきたんだろうが せっかく「綺羅星!」とか「俺が!ガンダムだ!!」とかレパートリー思いついてたのによ! するとデブの声に合わせてこの会場の用心棒らしき黒ずくめで身を包んだ人達が現れて各々がなんか構え始めた
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