Pudding of the God

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「ではまずお主の行く世界のことじゃが」 そう言いながら自分の分のイスだけを出してそこに座るヒゲ神 俺のイスくらいだせや、我慢するが で、ヒゲ神の話をまとめてみると、これから俺が行く世界の名前はカオスフィールド そこはテンプレ通りというか、科学の発達は乏しく剣や魔法が中心のファンタジー風の世界だとのこと ただしそれはあくまでカオスフィールドでの表向きの情報だそうで、そこまで単純じゃないんだとか 「ここで裏情報を話すのも良いが、お主からしたらそれではつまらんじゃろ」 「確かに探究心は結構減るかもしんないしな。気が向いたら自分で探すってことで、裏情報は聞かなくても良いや」 「やっぱ変わった奴じゃなお主は。いや、最近の若者はこのような変人がほとんどか?」 「他人が変人かどうか知らんが、断じて俺は違うからな、ヒゲ神」 「うむ、話を続けるが……」 そして力について 元から魔法など使えない俺がそのままカオスフィールドに行っても、すぐに魔物にオジャンにされるだけ よっていくつかの能力の付加はしてくれるとのこと 「能力によってはお主の身体のバランスをとるためにも何個かはボツにさせてもらうがな」 言ったな?言ったよな? 「じゃあまず転生先の世界の知識にイケメンフェイス、ヒゲ神をしのぐ魔力・身体能力、魔法の属性を全部、漫画・アニメ・ゲームの技とか能力を使えるように、あと転生した際の年は17からで」 「随分多いがギリでセーフじゃ」 今の量で!? 「OREO(お菓子)、間違えた。俺の話聞いてたかよ!ヒゲ神より上の魔力だぞ!危機感ねぇのかよ!」 「なぁに、ワシの不注意で死なせてしまった以上、これくらいやってあげんとな。もちろん神を殺して更に高みへなどと考えてるヤツはその時は容赦はせんが」 最後のはともかくええ人やん 「俺、ここに来てあんたと出会えてようやく良かったと思ったよ、神様」 「今更か!?」
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