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てなわけで力も儀式的な形でもらい、ひとまず転生の準備完了だ
でも儀式ってもあれゼッテーわざとにしか思えなかったんだけど
ヒゲ神が用意したドブ沼に土下座して10分間ジジィの呪文聞き終えるのを待つとか
時々「アーホ」とか「バーカ」とか普通に聞こえたし
転生したかったからプライドもクソも関係なかったが、俺の中のヒゲ神のええ人というイメージがクサレになった
「よし、これで完了じゃ。お主の要求通りの内容全てをお主に与えたぞ」
「与えた、ねぇ……とてつもなく疑わしいんだけど」
「なんじゃいお主!このワシが信じられんというのか!」
信じるも何もプリンこぼして俺を死なせた神を信じるアホの子がどこにいるっていう
「とりあえず的になっ……ゲフンゲフン的になるようなもん用意してくれよ。何でも良いから試し撃ちしたい」
「これ!今お主ワシに的になれ的なことを言いかけおったか!?」
空耳だろ
てか文字的にうまいことを言うなや
「とにかく!俺を納得させりゃ終わるからさ!」
「えぇい、分かったわい。ほれ、これで良いじゃろ」
ヒゲ神の指した方を見るとそこにはいつの間に弓道の的に類似した的が
「やりゃあできんじゃん。んじゃ早速」俺は的に垂直になるように立ち、手を構える
「魔法は……とりあえず火属性で。《ファイヤーアロー》」
俺がそう唱えると、手から赤い火の矢が出てきて飛んでいった
音速で
カッ
ボカァァァァァァァァァァン!!!!
(゚Д゚)
え?マジで?
いや確かに要求したのは俺ですけど、まさかここまでの威力とは思わなかったんすよ
「これこれ。ちゃんと加減をしないから的が当たるどころかチリと化しとるぞぃ」
「……なんかスマン」
反省はしてる、後悔はしてない
……多分
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