第二十二章 壊れてゆく君を抱いて
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二人肩を並べて朝食を取る風景はいつもと同じだった。 雪は羽琉の為にトーストにジャムを塗り、口元についたケチャップに気付くと嬉しそうにそれを指で拭った。 そんな、いつもと変わらない雪の行動が、昨夜の事を話題に出させまいとしているように思えた。 だからこそ、自分もいつもと同じように雪に接した。 お互いに気を遣わないように、気をつけながら……。
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