第二十二章 壊れてゆく君を抱いて

10/219
前へ
/2392ページ
次へ
 羽琉は自分に触れるのを嫌がっていただろうか。 いや、そんなことはなかった。 むしろ必死で自分に触れてきていたと思う。 歯止めが利かなくなった自分の行動を抑制することもなく、彼自身の想いも必死で自分に伝えようとしていたと。
/2392ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1608人が本棚に入れています
本棚に追加