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その間に、亜樹から彼女の最大限必要な情報を引き出す。
引っ越しも手伝わせ、それなりに仲良くしてきた。
気が付けば、変な情を抱くぐらいに。
百合子と一緒にきた新しい我が家。
マンションは、そのまま直弥に与えた。
そして、後になって知るのは……。
その部屋の隣に、住むのは……亜樹だということ。
そして……今日という日を迎えた。
どうやって、彼女をこのアパートから引きずり出そうか?
どうやって、僕の檻に閉じ込めようか?
そんな風に考えながら、車を少し離れた所に止め、マンションの前に立った。
「さぁ……迎えにきたよ?ミハネちゃん」
そう、呟いた瞬間だった。
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