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それからというもの、彼女の写真を見ては興奮した。
中学の時にした以来だった。
他の女では、もう納まらない。
抱いても抱いても、満たされない。
月日が2年経っても……。
亜樹から得る、彼女の情報。
僕はいつも気が狂いそうだった。
ただ、家も完成してもいない。
途中、発掘調査で庭になる所だった場所が引っ掛かり、予想よりも家の完成がおそくなった。
だが、遂に家が完成したと……連絡が来た。
もう、なりふりなんて構ってられなかった。
なんなら、誘拐でも監禁でもなんでもいい。
ただ、彼女を手にしたくて仕方がなかった。
完成した家を見て……。
ただ、笑いだけが込み上げた。
そして、僕は2度目の彼女の誘拐を企てる。
オーソドックスなのは、一人になった所を薬で眠らせる。
あとは、脅し。
そう、例えばナイフとか凶器。
最終としては、無理矢理引きずり込む。
手段なんてどうでもいい。
ただ、ただ、彼女が欲しかった。
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