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ハルス「霊臥君、今日の宿はどうするの?」
霊臥「え? 宿? 何それ?」
指を鳴らすと、俺らの目の前は街ではなく、暗ーい森に姿を変えた。
霊臥「第一回! Zランクの魔物の巣でサバイバルくんれーん!」
『……は?』
俺らのいる所は、この世界の人間も入ったことがない超危険地帯である。
接近戦以外に、魔法と特性も持っていて、さらに神力や邪力まで持っている奴もいる。
身体能力は、魔物一体が究極神五人ぐらい。
魔法的には、ユークレベルかな。
霊臥「とにかく、ここにいる魔物を一体でも世に放たれれば、世界は滅ばないまでも壊滅ぐらいはするだろうな」
ユーク「そ、そんな所でサバイバルするんですか!?」
霊臥「あっはっは」
ユーク「笑って誤魔化さないでください!」
霊臥「なに。たかが一週間だ。ここにいる魔物にも慣れておいた方がいいだろう?」
こいつらに慣れれば、他の魔物なんて怖くなくなる。
霊臥「そんじゃ、まずは拠点を築くか」
こうして、俺らの一週間ドキドキサバイバル訓練が始まった。
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