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それから私は母の方に引き取られ
弟は父とそのまま暮らすことに
私と弟は引き離されてしまった。
母と私は1駅離れた場所にある
2DKの小さなアパートで暮らし始めた。
私が中学卒業まであと1ヵ月。
朝は母が車で私を学校まで送って
帰りも公衆電話から電話をかけて
迎えに来てもらってた。
学校帰りに母は
小さな店を何店舗も回る様になっていた。
私はその都度
車で待たされてた。
「待っててね」という母の顔は必死だった。
その頃は何の店なのか分からなかったけど
後になってそこが何の店か分かった。
金融会社。
アイ○ル,エイブ○,プ○ミス等だった。
あの頃の母
必死だったんだな…
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