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冷たい円形の部屋にあるただ1つの扉 その鉄の扉が重々しく開いた。 入ってきた人 いやその者を見てその場に居た者は全て凍りついた。 霧谷と草津だけが悲鳴をあげた。 死神だ。 黒瀬は唖然とした。 あまりの事に思考が停止した。 手塚でさえ驚きを隠せない様子。 伊中は傍目にも分かるほどブルブル震えている。 それは高さが190センチはあろうか 全身を黒衣のフードで纏っており、手には漆黒の刃先が長い鎌を握り頭上のわずかな蛍光灯からの光で刃が鋭く光っている。フードの中からちらつくその異形な面は銀色の髑髏だった。 本来眼のあるはずの穴は黒く虚空でただただ恐怖のみが漂う。 突如 重く凄みのある声が部屋中に不気味に鳴り響いた。 『貴様等は我がゲームにエントリーされた 名誉ある誇り高い生還ゲームだ 光栄に思え このゲームに参加できることを 貴様等にはこれから7つの試練に挑んで貰う それは《憤怒》《嫉妬》《虚飾》《怠惰》《暴食》《強欲》 《傲慢》 全てを乗り越え生還した者には褒美をくれてやる 100億だ
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