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目を覚ますと見慣れない風景と見知らぬ男が立っていた。
男「目は覚めたか?」
男は優輝の顔を覗き込んでそう言った。
優輝「あんたは誰だ?あとここはどこだ?俺達は学校の帰り道だったと思うのだが。」
男「まぁ混乱するのも解るが一様、私は神で、ここは神殿だからあまり騒ぐな。」
優輝「神様だと!こんな如何にもメタボリックなおっさんが!」
神「おっさん言うな!そんなこと言うお前はまるで女じゃないか!」
優輝「気にしてること言うな!」
優輝の体型は小柄で細身で髪は黒のやや長めでありいつも髪を後ろで縛っているのでよく女と間違えられていたのである。
優輝「まぁいい、それより光平はどこだ?」
神「光平とはお前が踏んでいるイケメンのことか?」
優輝「えっ」
優輝は恐る恐る自分の足元を見た。
光平「痛い。」
ものの見事に優輝は光平の顔面を踏んでいた。
優輝「ゴメン気がつかなかった、今すぐ退くから!」
そう言って優輝は光平の顔面から退き、光平は立ち上がった。
光平「全く、俺が新しい扉を開けてしまったらどうするつもりだ?」
優輝「お前、それがなかったら普通のイケメンなのに、全く残念だ。」
光平「いやーそれほどでも」
優輝「いや、誉めてはいない」
光平「えっ?」
優輝「全く本当に残念な奴だ。」
光平の体型は身長が高く顔もとても良いし成績も運動神経も学校で一番を誇る完璧超人だが性格はとても変態なのが本当に残念である。
神「そろそろ話しを戻すがいいか?」
優輝「いいぞ。」
光平「だが、断る。」
神「何で!」
光平「面白くないから(ドヤ)」
優輝「ドヤじゃねー」
そう言いながら優輝は何処から出したか解らないハリセンでおもいっきり光平を叩いた。
優輝「話しを続けてくれ。」
神「わ、わかった」
優輝「ありがとう。」
神「お前達はとある世界を救うために私が召喚した勇者なのだ。」
神がそう言うと。
光平「王道パターンキター」
神「???」
優輝「うるさい。」
優輝が一声言うと光平は静かになって神に聞いた。
光平「魔法とか俺達使えるようになるの?」
神「あ、ああ、お前達には力を与えるつもりだ。」
光平「オッシャー」
優輝「うるさい。」
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