第5章 「姉ちゃんと彼女」

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電話は彼女が掛けさせたものだった。 途中で『いたっ』と言うのは、間を開けたため、彼女が髪を引っ張ったのだ。 彼女は彼氏が超美人な姉と仲良くするのが妬ましかったのでしょう。 自分から聞いても嘘を付くと考えたため、実の姉であり、一番仲の良い身内に聞かせたのだ。 彼氏が「勿論姉ちゃんだよ」と言ったことによって姉は殺されてしまった。 そして、最後の「こ」は「荒野助けて!」と言おうとしたが、彼女に電話を切られたのだ。 電話を掛けた時に、内緒って言ってましたけど電話してる傍に彼女が居るんですから内緒も何も在りませんよねぇ(笑) どうです?分かりました?
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