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ここで美絵子といつもと変わりなく過ごす。
それが幸せ。
「じゃあね~ また明日!」
「うん!! また明日!」
さ、帰ろ。 重いカバンを引っ提げて
歩き出す。
ついバスでウトウトしちゃう。
規則正しく一定のリズムで
バスが揺れる。
四角く切り取った景色が
流れていく・・・・
バスを降りたら、
もう少しで家に着く。
コツコツ・・・・・コツコツ・・・・
靴のヒールが
楽器のように 鳴る。
響く音。
カチャッ キィィィッ・・・・
「ただいま。」
そう言ってから
いつも いつも
むなしくなる。
誰もいないのに・・・・・・・
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