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初めて感じるこのモヤモヤとした痛みを消化する事が出来ないまま夜風に当たっていると、蒼ちゃんちの部屋の電気が点いている事に気がついた。
すがる想いで電話を掛けると数コール目でやっと「あ〝?」と、気だるそうな声で電話に出た。
だけどそんなのはいつもの事だから、あたしはお構いなしに話しを始める。
「あのね、蒼ちゃん…あたし、なんか変!」
「…は?」
「何がなんだか全然分かんないの!!」
「は?」
「だから今からそっち行くね!」
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