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「……ふぅ。
ゴメンね、迷惑かけたよね」
柚愛
「そんな事ないです。
それより…」
?
「あぁ、やっぱり気になるよね。
なぜぼくがこんなところで、あんな事をされていたのか。
えっと、それを話す前に自己紹介。
ぼくは2年Sクラスの葛城雫-カツラギ シズク-。
君…は?」
柚愛
「…お…僕は、穂積柚愛-ホヅミ ユア-です」
雫
「んー。
新入生?
それとも…、転入生?」
柚愛
「転入してきました」
雫
「そっか、よろしくね。
ぼくね、体細っこいし弱いから小さい頃からイジメられてたんだ。
あと…、生徒会に幼馴染がいて仲良くしてくれるんだけど、これが親衛隊の人たちの反感買っちゃって…。
幼馴染ってだけでイジメられるって可笑しな話だよね。
あ…いや、ぼくが全部悪いのかも…。
だってぼく、Sクラスなんかにいていいような人間じゃないし…。
生徒会ってみんなキラキラしてるし、ぼくとは真逆の世界の人だし…。
性格良くないし、運動だって出来ないし、暗いし…。
自業自得なんだ…。
あ、ごめんね。
やだよね、こんな愚痴みたいなの聞かされて。
忘れて!!
大丈夫だから」
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