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神は当然怒り狂い
「汚らわしきは罰するのみ。天使が子を産むなど、人間のような下級生物(おもちゃ)に成り下がるも同然の極み。」
そう言い、神はその天使を殺した。
父は懸命に守った。
天使を抱きしめ背を神に向け罰を代わりに受けようとした。だが、背に複数の大怪我を残すも神はそれを許そうとせず、天使に雷(いかずち)を揮ったのだった。
その後神は、男が命に代え守ろうとしたことの賢明さを称えながらも、子を産ませたことには変わらないと、男の両腕を根こそぎ持って行ったのだった。
悪魔は、男との間に生まれた子と同じ名前の子ばかりを作り、そして飽きれば捨てることを繰り返した。
男は神の罰を受けた後そのことを知り、悪魔界に降り立ちその悪魔に懸命に説得をしようとした。
しかし悪魔はその男の言葉を耳に入れようとせず、男を子と一緒に追い払った。
結局男は二人の子を一人で育てることとなった。
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