「始まりの時」

3/3
前へ
/3ページ
次へ
「そういや、親父(おやじ)、今日はいつものを描かなくていいのか?」 俺はチンっていうパンが焼けた音と共に、父に仕事を尋ねた 「俺は気まぐれだよ。仕事はいうが、趣味に関係してからな」 父はそう俺に答えて新聞を読みながら母がいれたお茶を飲む 「ふぅん。そうなんだ…」 俺は焼けたパンにマーガリンを塗りながら適当な言葉で返した 「そういやさ、昨夜変な夢を見たんだよなー」 そんな事をポツリと言った後にパンをかじる そんな事を聞いていたのか、新聞を読んでいた父が新聞をたたんで俺を見る 「変な夢を見た?どんな夢を見たというんだ」 父は俺に夢の事を尋ねてきた。母も反応していたのか、食器を洗いながら耳を傾けている
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加