3時間目ー忍耐力①

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「なぁ大丈夫か?」 するとこの女子は体を震わせながらも 「大丈夫な訳ないでしょ!見てわかるでしょ!」 俺を思いっきり睨みつけてきた。 「いや・・・・・・まぁそうだけど。頑張って耐え抜こうぜ!」 「そんなのあんたに言われなくてもこっちはそのつもりよ!!」 「あぁ・・・・・・悪かった。」 果穂への苛立ちが俺に向いた。 まぁ仕方ないか・・・・・・。 俺はそっとその場所を離れると今度は別の男に声をかける。 今度はもう少し慎重に声をかけよう。 「なぁ、俺の名前は藤井真斗。あんたは?」 この男もかなり震えている。 「あっ?こんな非常事態に自己紹介だ?馬鹿かてめぇは!」 やけに喧嘩越しで話を返された。
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