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「なぁ大丈夫か?」
するとこの女子は体を震わせながらも
「大丈夫な訳ないでしょ!見てわかるでしょ!」
俺を思いっきり睨みつけてきた。
「いや・・・・・・まぁそうだけど。頑張って耐え抜こうぜ!」
「そんなのあんたに言われなくてもこっちはそのつもりよ!!」
「あぁ・・・・・・悪かった。」
果穂への苛立ちが俺に向いた。
まぁ仕方ないか・・・・・・。
俺はそっとその場所を離れると今度は別の男に声をかける。
今度はもう少し慎重に声をかけよう。
「なぁ、俺の名前は藤井真斗。あんたは?」
この男もかなり震えている。
「あっ?こんな非常事態に自己紹介だ?馬鹿かてめぇは!」
やけに喧嘩越しで話を返された。
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