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夏休みと言っても、学校はある。受験対策授業があるのだ。
一応進学クラスに在籍しているため、夏休み前後に一週間ずつ通うのだ。
仕方がないのだか、帰りのバスが合わない。一時間に一本の時間帯だ。11時半に終わるのに1時までバスを待たなければいけない。
図書館で時間を潰す。さすがに、人も少ない。
雑誌を眺めすごす。
人影に気付き顔をあげると真ちゃんが笑顔を向けてくれた。私も笑顔で会釈する。
そのやり取りを見ていた、真ちゃんの友人らしき人が「やっぱり付き合ってるよね?」と尋ねた。
「お兄ちゃん。」「妹。」二人同時に答えた。
「幼なじみって何回も言ってんだろ!」と真ちゃんが少し怒った。
私がさらりと答えた為か真ちゃんの友人は納得したようだ。
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