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一通り屋台を巡り、自然とカップルらしくなる。腹ごしらえもすみ、金魚すくいや射的をやって花火までの時間を過ごした。
「お疲れさん。」が右に並ぶ。
「コウって呼ばれてるんだ。」
「晃一だから、幼なじみは世話焼きで困るよね?『ゆーりぃ』」
「ちょっと、勘弁して。」真ちゃん以外に呼ばれるのはかなりの赤面もんだ。
大きな動悸が一つ胸に響き、同時に花火が始まった。
花火を観つつ、中村君の顔を見る…。
心に何かが芽生え出した。
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