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「…ネネちゃんって、本当に凄いね。」
「そんな事無いよーッ!! 次のバンド、振り覚えると楽しいし。 後ろなら、簡単に練習も出来るからね♪」
ネネの言う通り、次のバンドの演奏は楽しい曲ばかりだった。
もちろん、バンギャが楽しいと思える曲…と、いう事。
ヘドバンやモッシュはもちろん、最前列にいるバンギャたちは、柵をフル活用した折り畳みや逆ダイなどしている。
後方にいるバンギャも、広いスペースを使って土下座ヘドバン。
次の日に支障を来たす心配が無い安心から、私もいつも以上に暴れる事が出来た。
「ココちゃん、超暴れてんだけどッ!! まじ楽しい~♪」
「ネネちゃん、スカート捲れてるからッ!!」
ロリータのお洋服を着るようになってから、こんなに暴れたのは初めてかもしれない。
前列に居なくとも、ロリータと姫ギャの私たちは目立っていただろう。
そして、すぐにある出来事が起こった。
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