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マオは、また顔をぱあっと明るくさせ、立ち上がった。
「こぢょ、本当可愛いー♪ 最後まで居るんでしょ? 打ち上げやるから、待ってて♪ んじゃ、後でね~!!」
「えっ!! ちょっ…マオさんッ!?」
満足した様子で、マオはまた裏へ戻っていった。
荷物番をしている為、この場から離れる事が出来ない。
『…私、用事あるのに。』
マオに断りのメールを送ろうと、バッグから携帯電話を取り出そうとした。
すると、照明が私の視界から遠のいた。
誰かが、私の目の前に立ったのだ。
顔を上げると、マオよりずっとずっと高い背丈。
『ジン君…?』
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