~1章~ 不幸の獅子と最強の乙女

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「はぁ…………にしても一緒に帰るなんて久しぶりだな。どうかしたのか?」 とりあえず気分を変えるため、適当な質問をしてみる。 「あ~クラスが同じだから帰れるようになったわ~け~よ~」 「何故ルパン風なんだ?…ん?」 立ち止まって浅葱の言ったことを確認する。 「クラスが同じ、だと……?」 途切れ途切れに呟く。 「そうだけど?」 あっさりと肯定する浅葱。そろそろ頭が痛くなってきた…… 「勘弁してくれ…」 「えー何がー?」 こういうところがイラッとくるが 「はぁ…もうどうとでもなれ……」 最早正直どうでも良かった。
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