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極点の結界内に、一同が集まった。
折原 洋輔。
九条 神奈。
敷島 篤史。
三浦 杏奈。
次郎丸。
雲外鏡。
猫又。
ただし猫又は眠ったままであり、雲外鏡は意識をこの地に留めていなかった。
更に鬼の里の面々は、未だに小屋の外にあって。武具工房の建築に勤しみ、休む事無く作業を続けている。
工房の完成は、そう遠くない先だろう。
小屋の中では、人間が四人と妖が一体で顔を付き合わせ、今回の戦いについて報告し合っていた。
それぞれに、知らない事実が多いのだ。
杏奈と篤史が、妖界に来た理由。
杏奈の手当てについて。
武具工房の建築に関わる事。
猫又の能力について。
洋輔が受けただけでも、それだけの情報があった。
「しかし、話しに聞いてたけど実際にこの場に来て現実を見てみると、折原はとんでも無い事になってたんだな」
「とんでも無い事って言葉で片付けるのは、少しばかり乱暴だと思うけどな」
「んっ、そんなもんか?」
「あぁ、そんなもんだよ」
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