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???
「…ふぁ~…」
快晴中学校で誰かが欠伸をしたようである…。
???
「ちょっと、また、夜更かしでもしてたの?」
そんな欠伸をした髪の赤い女の子に対して、
疑問を投げかける髪が青の女の子…。
髪の赤い女の子
「うるさいなぁ…、雫には関係ないでしょ!!」
雫
「関係ないって…、学校で宜しく頼むって焔のお母さんから言われてるんだから、関係ないわけないじゃない!!」
焔
「えっ!? お母さん、そんな事を雫に頼んだの!! マジかよ…。」
どうやら、焔と呼ばれる女の子と雫と呼ばれる女の子は、仲がよろしいようで…。
???
「おいっ!! 陽炎・清水!!」
焔・雫
「はっ、はい!!」
ビックリして、席から立った二人。
???
「お前ら…、授業中に私語を慎まないとは…、度胸があるな。」
焔・雫
「…すいません…。」
そう、今は授業中。
二人は授業中であるのに、話していたという事になる。
しかし、彼らは先生に怒られたにもかかわらず…
焔
「ちょっと、先生に怒られたじゃん!!」
雫
「何でよ、私が悪いわけ!?」
焔
「だって、話しかけてこなければ、怒られるなんて事は無かったもん。」
雫
「そうだけど…。」
先生
「(はぁ…。あいつらは、こう、怒った矢先にまた話し始めるのか…。)」
「おいっ!! お前ら!!」
焔・雫
「はっ、はい!!」
また怒られるのであった…。
こういう事は、クラスでは常連みたいで…
生徒①
「また、あの二人で言い争ってるよ。」
生徒②
「毎日、見てて飽き飽きしてくるな。」
今度は落ち込みながら座る二人であった。
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