1.目覚めのきっかけ

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??? 「…ふぁ~…」 快晴中学校で誰かが欠伸をしたようである…。 ??? 「ちょっと、また、夜更かしでもしてたの?」 そんな欠伸をした髪の赤い女の子に対して、 疑問を投げかける髪が青の女の子…。 髪の赤い女の子 「うるさいなぁ…、雫には関係ないでしょ!!」 雫 「関係ないって…、学校で宜しく頼むって焔のお母さんから言われてるんだから、関係ないわけないじゃない!!」 焔 「えっ!? お母さん、そんな事を雫に頼んだの!! マジかよ…。」 どうやら、焔と呼ばれる女の子と雫と呼ばれる女の子は、仲がよろしいようで…。 ??? 「おいっ!! 陽炎・清水!!」 焔・雫 「はっ、はい!!」 ビックリして、席から立った二人。 ??? 「お前ら…、授業中に私語を慎まないとは…、度胸があるな。」 焔・雫 「…すいません…。」 そう、今は授業中。 二人は授業中であるのに、話していたという事になる。 しかし、彼らは先生に怒られたにもかかわらず… 焔 「ちょっと、先生に怒られたじゃん!!」 雫 「何でよ、私が悪いわけ!?」 焔 「だって、話しかけてこなければ、怒られるなんて事は無かったもん。」 雫 「そうだけど…。」 先生 「(はぁ…。あいつらは、こう、怒った矢先にまた話し始めるのか…。)」 「おいっ!! お前ら!!」 焔・雫 「はっ、はい!!」 また怒られるのであった…。 こういう事は、クラスでは常連みたいで… 生徒① 「また、あの二人で言い争ってるよ。」 生徒② 「毎日、見てて飽き飽きしてくるな。」 今度は落ち込みながら座る二人であった。
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