人生ゲーム１ ーサバイバル編ー

最悪な人生ゲーム

「この人生ゲームは、見てわかるように、プレイヤーが自らプレイします。クリアするには一定のお金を集めなくてはいけません。えっと、今回設定されている金額は……100万円ですね」

100万円……。

気の遠くなるような金額だ。

アリサは説明を続けた。

「お金を集める方法は、知ってるように進んだマスによって、お金がもらえたりなくなったりします」

まぁそこまでは普通だな。

「ただ、さっき言ったように、このゲームは戦います。そのためには装備を整えたり、技を覚えたりして強くならなくちゃいけません。まぁそれもあなたの運次第ですけどね」

「戦うのか……。僕に戦えるかな？」

「そこは大丈夫ですよ！初心者にはシステムが指定した技を勝手に認識してあなたの体を動かしてくれます！」

「へぇ、なら安心だ！」

「説明はここまでです。あとは後々説明していきますね！」

「わかった！ありがとう！」

「ではゲームを始めましょうか！」

アリサがそう言うと、目の前が真っ白になった。