最悪な人生ゲーム

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目を開けると、目の前に普段人生ゲームでよく見るマスがあった。 周りには男性が1人、女性が1人、そして……。 アニメとかによくでる、ゴブリン? え?なんでいるの? 「あ、アリサ。いる?」 すると目の前に10センチほどのかわいらしい妖精が現れた。 「はい!なんですか?」 「えっと、まずその姿は?」 「あ、この姿ですか?この姿は、決まりでこうなっています!」 「は、はぁ。そうだ、あのゴブリンみたいのは何?」 「CPUですけど?」 「あ、あれとも戦うの?」 「そうですけど何か問題ありました?」 問題ありありじゃぁぁああ!! あんなのと戦うなんて怖すぎるわ!! 「頑張ってください!」 そんな他人事のように言いやがって……。 僕はこれからあいつと戦うっていうのに……。 『はい!それではゲームを始めますよー!』 急に空から聞き覚えのある声が聞こえた。 「またあんたか」 『その言い方はないですよー』 「ごめんごめん」 『まぁいいですよ。じゃあ開始します。視界の右上に文字と数字が出ましたか?』 そう言われて僕は目線を右上にずらした。ずらした先には所持金とかかれた欄があった。 ≪所持金≫ 3000円 まぁ普通通りだな。
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