最悪な人生ゲーム

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『ではゲームを開始します。最初はレクスさんからお願いしまーす』 「お、俺からか……」 き、緊張してきたー!! 「よ、よーし、行くぞぉ!」 ……で、ルーレットはどこにあるの? 「あっ、教えるの忘れてました!」 また横から妖精姿のアリサが現れた。 「忘れてたって!?そこ一番大事じゃないか!」 「ごめんなさーい!」 う、必死に謝るアリサ……、か、かわいい……。 「わ、わかったよ。で、どうやってルーレット回すの?」 「えーと、手を前に出してですね、現実でルーレットを持つような動きをしてください!」 「こ、こう?」 すると目の前に見慣れた大きさのルーレットが現れた。 「おお!でた!」 「あとは普通通りに回してください!」 「わかった。ありがとうな!」 どういたしまして、と言いながら、アリサはまた消えた。 「よーし、行くぞ!えい!」 僕はルーレットを回した。 最初の出目は……、1! ……しょぼ!え、しょぼ!!まじしょぼ!! 全然進めないじゃん! 『はい、1ですね。1進んでください』 「は、はい」 仕方ない。進むか……
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