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竜也は少し考える。
確かに父の発明品さえあれば、死ぬことはないかもしれない。
しかし武士になるということは人の命を奪うということ。
それが俺にはできるのか?
だが、景虎からは最高の待遇を受けている。
普通は手柄をたててもなかなか家臣になんてなれないはずだ。
昔から憧れていた上杉謙信のため、命の恩人上杉謙信のため……。
それだけでない。この世界で生きていくいいきっかけでもある。
「わかりました。」
ただその一言を告げた。
景虎は、
「よくぞいった。存分に働いてもらうからな。」
「はいっ」
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