916人が本棚に入れています
本棚に追加
竜也が目を覚ましたのは次の日の朝だった。
「やべぇ……寝過ぎたかな……」
まだ寝ぼけている時、
「多賀殿! 多賀殿! 」
先程から誰かが竜也をよんでいるようだ。
「なんだようるせえな……朝から『たが』ってなんだよ。…………たが…………? あっ多賀! 俺の苗字じゃねぇか。」
慌てて起きて戸を開ける。
そこには比較的長身な武士が立っていた。
「やっと気づかれましたか。私は銀次郎と申すもの。貴方の側近となるよう景虎様より命を受けましたので参りました」
最初のコメントを投稿しよう!