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「まあゲーム……えー遊び道具だな。」
「ほう。竜也殿は面白きものを持っておりますなあ。」
銀次郎はプレステに興味を持ちまじまじと見ていた。
「なんならやってみるか?操作は簡単だぜ!」
「是非やらせていただきたい。」
銀次郎がコントローラーを受け取り、もうゲームが始まるというときに、
「あっこんなことしてる場合ではなかった。」
急に銀次郎は慌て出して、
「竜也殿、今すぐ準備をしてくださいませ。景虎様が春日山城に来るよう命じられました。」
「戦が始まるのか?」
「いえ、そういう訳ではございませぬ。何でも長尾の家臣の方々が皆、竜也殿を軍師にすることに反対だそうです。それが解せない景虎様は、竜也殿のお力を家臣の方々の前でお見せしたいとか。」
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