第一次川中島合戦

12/32
前へ
/338ページ
次へ
「まあゲーム……えー遊び道具だな。」 「ほう。竜也殿は面白きものを持っておりますなあ。」 銀次郎はプレステに興味を持ちまじまじと見ていた。 「なんならやってみるか?操作は簡単だぜ!」 「是非やらせていただきたい。」 銀次郎がコントローラーを受け取り、もうゲームが始まるというときに、 「あっこんなことしてる場合ではなかった。」 急に銀次郎は慌て出して、 「竜也殿、今すぐ準備をしてくださいませ。景虎様が春日山城に来るよう命じられました。」 「戦が始まるのか?」 「いえ、そういう訳ではございませぬ。何でも長尾の家臣の方々が皆、竜也殿を軍師にすることに反対だそうです。それが解せない景虎様は、竜也殿のお力を家臣の方々の前でお見せしたいとか。」
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

916人が本棚に入れています
本棚に追加