第一次川中島合戦

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竜也は、 「軍師として頑張らせていただきますので、これからもよろしくお願いいたします。」 そう言い一礼する。 竜也はこの芸を選んでよかったなと思っていた。 戦の前ということで、あまりお茶らけた芸は控えたほうがいいだろうし、しかも縁起がいいものがいいと思っていた。 今回竜也が使ったのは、イメージ具体化機器というものだった。 竜也は一度強い光でここにいる一同の目を眩ませる。その間に竜也がイメージしたシチュエーションをこの機器に送信していた。 送信の仕方は簡単で、機器に繋がっているヘッドホンのようなものを頭につけてイメージするだけだ。 見事成功して、あのような演出ができたのである。 とはいっても、あまり武田晴信のイメージができなかったので、実物とは違うかもしれないが、鎧や兜の特徴は朧気ながらわかっていたので、なんとか景虎や家臣達に伝えられたようだ。
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