第一次川中島合戦

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「遂に始まるのか。」 竜也は銀次郎と一緒に家に帰ってきた。 銀次郎は特に自分の支度はないから竜也の手伝いをしたいと申し出ていた。 「この間私が景虎様からお聞きした話では、村上義清様が一度いらしたときに、5000の兵を預けられ、恐らく一ヶ月は村上義清様は耐えて自分らの戦は始まらないだろうと仰っていらっしゃいました。しかし、武田は景虎様の予想をはるかに越えていたようです。10日で村上義清様らを落としたのですから。竜也殿。本当はまだお教えしなければならないことはあったのですが、竜也殿ならば昨日までにお教えしたことでなんとか太刀打ちできるはずです。」 「銀次郎、色々とありがとな。」 竜也は銀次郎は本当に優秀な武士だなと改めて感じていた。 そして準備を始める。 景虎は明日には出陣すると言っていたので、ぐずぐずしてはいられない。 まずは球体を取りだし、一度使ったことがあるファッション創造機器に水をかける。 そして、鎧や兜をつくりだした。 「流石でございますなあ。」 銀次郎は竜也の機器に興味津々のようだ。 「次は……。」 これまた使ったことがある、侍製造機器を大きくする。 そして、 「これは、明日出発する一時間前に使えばいいな。」 竜也は部屋の隅においておいた。 「あとは……。」 次はまだ使ったことがない機器を大きくする。 これはファッション創造機器の武器バージョン。 武器創造機器である。 「一応……刀二本と、鉄砲にするか。確かこの時代まだ鉄砲はあまり普及してなかったような……。とりあえず、性能は良いだろうし、5000用意するかな。あとは大砲だな。大砲は2500、戦車はちょっと時代にあってなさすぎるよな……。じゃあ刀をやっぱり2502。これで自分の侍には武器が用意できたな」
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