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チュンチュン…
デ「ん…朝か…。」
俺は魔王デューク。平凡な魔王だ。
もっと普通の仕事に就きたかったが、まあ、しょうがないか…。
ク「魔王様、お目覚めになられましたか。お食事のご用意が出来ております。」
この男は俺に遣える者、クロード。魔種は狙撃魔属だ。
此処にいる魔人は全て何かしらの訳があって、この魔王城で働いている。
俺は魔王だが、あくまで平和主義者だ。意味のない争いは絶対にやらん。死んでもやらん。
デ「あぁ、有り難う。少しはお前も体を休めろ。」
ク「有り難きお言葉。ですが、これが仕事ですので。魔王様を守お守りするのが、私の役目です。」
デ「お、おぅ…。」
とても有り難いが、とても申し訳ない。
なんて、魔王っぽくないか。
別に良くね?
キ「…お早う御座います、魔王様…。」
デ「お早う、キーリス。」
コイツはキーリス。魔種は騎士魔属で、とても固苦しいが酒に酔うと…こう、なんか、な。とりあえず大変だ。
キ「…今日は、農家から頂いたお野菜が、届いております…。」
デ「本当か!?いやーいつもすまないなー!あ、今度お礼に畑に行って早く芽が育つ魔法を披露してやろう!」
だって、農家さんが作る野菜大好きなんだもん☆
めっちゃ美味しいし!
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