放課後

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敬吾「そんな……バカな……!?」 敬吾がバンっ!! と食い入る様にガラスに張り付きアームの動きを凝視。 仰け反ったサルはまるで負けを認めたかの様に大の字になって倒れている。 障害の消えたアームが向かう先は剥き出しとなったサルの脇腹。 愛「をををををっ!!」 二本の爪は脇腹へと差し込まれ、そしてゆっくりと、力強く閉じる。 敬吾「まさか……」 愛「いけるよぉ!!」 ガシャン!! サルを締め上げたアームは上昇を始め、先ほどまで威風堂々としたサルはぐってりと吊された状態で、その姿はまるで救急隊にヘリコプターで救助されたかの様に持ち上げられる。 敬吾「やった……やったよ彰ちゃん!!」 愛「うん!! すごいよぉ♪ 惚れちゃう!!」 持ち上げられてクレーンゲームの出口へと運ばれるサルを見てはしゃぐ2人。 未来を掴んだ俺は、その手を握り締めて真奈へと向けた。
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