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◇
その日の夜。自分の部屋にて俺は考えていた。何をかって?まぁ、部活に入るか入らないかっていうつまらない悩みだが…
「う~~ん…」
スポーツは嫌いじゃない、寧ろ好きだ。体を動かす爽快感ったらない。
「けど…」
どうも飽き性なんだ。上達するのが他人より早いからか、マンネリ化するのが俺は凄く早い。だから不真面目になるんだ。
ウチの学校にある部活って言ったら…
1人しかいないが口に出して候補を出してみよう。
「柔道?」
面白くなさそうなので却下。
「サッカー?」
好きだけど、遊びがてらやるってスタンスが良い気がする。
「陸上?」
キツイから却下。
「茶道部?」
マジ論外。
「軽音?」
あ、なんかモテそうだな。要チェック。
「バスケ?」
結構楽しいんだよなバスケ。明日体育館行ってみよーかな。
「……野球。」
あのクソ兄貴と一緒に汗水流して「甲子園行くぜ!」とか、寒気がして夜も寝れねぇよ。
「う~ん………暇ぃ。」
あ、また言っちゃった。
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