昭和20年6月

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苦難な作業が続いた。 搬入した食糧が欠乏し始めた。 補給がストップするようになった。 将兵の体力は一ヶ月にして過労と食糧不足、マラリヤで著しく消耗し半病人となった。 病人の担架輸送が始まる。 元気な兵達がバタバタと倒れてしまった。 架ぐ者が滑り、患者が「ボタモチ」になった。 次期攻勢の夢破りし、自滅の危機さえ考えられるようになった。
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