21554人が本棚に入れています
本棚に追加
涼介までもがその輪に加わり、南井恭平の提案とやらを聞いてみる。
「咲、俺んちに来る?」
「…………は?」
「だから、俺の家に住めば?」
「…………はぁーーー!?」
「マジで!咲、同棲すんの?」
「そうしてくれると助かる!ありがとう!南井さん!!」
「…ちょっと待てーーーッッ!!」
……話の展開が早すぎて追い付けない!
「俺の家に来ればいいじゃん。部屋1つ空いてるし、俺も寝泊まりしてるだけだからお前だって気を使わなくていいだろ?」
「だって!南井さん!!こんな馬鹿げた私情のために」
「お前が仕事始めて、ナミと会う暇がなかったんだよ!気付いたら妊娠してて!!」
「私のせいにするなぁ!」
「…なんか…楽しい…」
「涼介は黙ってろ!って!もう帰れよ!」
「えーー。つまんねぇな。」
「咲、落ち着いて。」
「落ち着いていられるかーー!!」
南井恭平に向かって叫ぶ。
……なんだよこれ!
南井恭平と同棲?
………無理無理無理!!!
心臓が持つはずない!!!
最初のコメントを投稿しよう!