理由

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「先輩。そんな面白い顔してたら威厳どころかかっこよさも失われますよ~あはははは。ふふ。」 まるでお正月にやる福笑のような顔に笑が混み上がる。 「はあ?」 先輩は何を言っているんだと言うような声をだす。 俺の近くの席の人達もなに言ってんだ宮本?などと話しかけてくる。 皆はこの顔面白くないのかな。 「宮ちゃん……探しにきててくれてもよくない。熱あるだろうけどさ~……。」 しょんぼりした声でみっちゃんが教室に入ってきた。 みっちゃんも凄い顔!! 「みっちゃんどうしたの?顔歪んでるよ~あはは」 「ひどいな!!歪んでねえよ!!……ってお前顔赤くねえか?」 「ん?」 またさっきのように手が額に触れる。 「あっつ!!お前熱上がってんじゃん!!あ……先輩いたんですね。丁度よかった。先輩こいつ保健室に連れていってください。俺こいつん家に電話してくるんで。」 先輩に対してかなり失礼な言い方だなあ……。 後で怒んないと。 「あ、ああ。宮本。立てるか?」 机に手をついて立ってみるけど周りも歪んで足元も歪んで……。 正直立ってるだけで精一杯。 「……足元ふにゃふにゃです。」 「…………。背負っていくから俺の背中にくっつけ。三國、ちょっと手伝ってくれ。」 「はい。宮ちゃん、手貸して。」 みっちゃんに手を差し出せば先輩の背中まで誘導してくれた 「……みっちゃん。ありがと。」 「いいって。いつものことじゃん。」 先輩の背中でお礼を言うと明るい声が返ってきた。 「先輩も、ありがとうございます。」 「おまけみたいな言い方だな。まあいい。早く治せよ。」 次に先輩にお礼を言ったら少しぶっきらぼうな返事がきた。 それから直ぐ保健室へと運んでくれた 先輩の背中は広くて安定してて、そしてなにより心地好い歩行のリズムに眠ってしまった。 宮ちゃんは熱でたら普通のテンション(周りと同じ)になります あといつもも素直ですがそれに拍車がかかります(笑) 理由も詳しく書けてないですね 反省(;´д`) 栞ありがとうございます!! 増えてて嬉しいです(*´`*) 我が子大好きです(。・ω・。) 好かれてたら嬉しいです(。・ω・。)
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