プロローグという名の第1話

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こんにちは。 俺の名前は、桃餅祐介(もももちゆうすけ)。 とある高校二年の普通の学生です。 普通の学生です。 あ、だから、特徴なんてありません。 髪が赤い、とか。 目が赤い、とか。 黒髪で普通の小僧みたいな感じです、はい。 そして、 皆からはお餅ちゃんて呼ばれてます。 ────。 そうなんですよ。 やっぱりそうおもいますよね? お餅ちゃんてあだ名やめろよって。 俺はそういうキャラではないですし、とっても恥ずかしいのです。 教室の端から端までの距離で叫ばれたら、どれだけ赤面してもしきれないくらい恥ずかしいのです。 高校に上がってすぐ、友達にそう呼ばれてからあだ名は広まっていき、今となってはお餅ちゃんが名前のようなものになってしまいました。 知らない人からいきなりお餅ちゃんて呼ばれることもあるくらいなのだから。 そして、自分は黒蝶学院てとこに通っています。 えっ? ちょっと……! そこはいいでしょ。 “こくちょうがくいん”って何かかっこいいからって作者が気に入っちゃって。 俺はですね、アニメみたいで好きではないんですよ。 そうそう。 プロローグってどうすれば良いのかわからないから自己紹介したのですが良いのでしょうか? というより、このジャンルの作品、プロローグが必要なのでしょうか!?(いや、作者はプロローグが書きたくないだけ) いらないですね。 そういうことなので、この回は僕のあだ名改名の回にしようと思います。 友達もまあまあ出てくるので、暖かい眼差しで見てやってください。 でもね、どのタイミングで話に入れば良いかわからないのです。 いきなり入ったら不自然だし、何かイベントを起こそう。 そうだ! これは俺の夢の中という設定にして、起きたら、四限の授業終わってましたよ。みたいな。 よし、それでいこう! じゃあいきますよー!
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