Episode1 サクライロデイズ

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山下、遥斗…先生……。 ほんとに先生なの? なんだか頭がクラクラする。 先生は、私の少し前を歩いている。 その後ろ姿は、家で見た背中と全然違うように見えた。 「先生……」 ひとりごとのように小さい声で呟くと、先生は肩越しに振り向いた。 「ん?」 ちょっとだけ首を傾げて、わたしを見つめてくる。 「ほんとに先生なんだ……」 「ほんとにって、なんだそれ」 「だって、お兄ちゃんの友達が自分の学校の先生だなんて……普通思わないですよ」 びっくりしすぎて心臓止まるかと思った。 まだちょっとドキドキしてるし……。
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